福祉

介護を資金面から支える!福岡県の介護保険広域連合とはどんな組織なの?

九州地方北部に位置し、九州地方の県では最も人口が多い福岡県。県庁所在地の福岡市は、西日本でも有数の大都市です。そんな福岡県では、高齢化が進む中で介護ニーズが高まっており、介護保険制度を効率的に運用するために「福岡県介護保険広域連合」が設立されました。県全域をカバーし、財政面から介護サービスを支えるこの組織は、持続可能な介護体制の確立を目指して活動するこの組織について解説しましょう。

資金面から支える福岡県介護保険広域連合の紹介!

福岡県介護保険広域連合は、介護保険事業を効率的かつ効果的に推進するため、平成11年7月に設立された特別地方公共団体です。県内33市町村を8つの支部に分け、本部・支部・市町村が役割を分担して運営しています。本部は介護保険料の決定や給付費の支払いを管理し、支部では認定調査や給付限度額の管理を担当。市町村は住民対応や地域の取り組みを行い、地域全体で高齢者を支える仕組みを構築しています。このように介護保険の資金面から介護を支える組織として今日も福岡県に関係する多くの支払業務や審査業務を行っているのです。

介護保険の基本的な仕組みを紹介

介護保険は、高齢者の介護を社会全体で支え合うための社会保障制度です。40歳以上の方が加入し、保険料と公費で運営されています。介護が必要になっても、住み慣れた地域で安心して自立した生活ができるよう、介護サービスが提供されます。要介護認定を受けた方は、介護度に応じたサービスを利用できます。介護費用の半分は公費でまかない、残りは40歳以上の保険料で負担することで支えているのです。

介護保険に加入・利用できる人はどんな人?

介護保険に加入できるのは、各都道府県の介護保険広域連合管内に住所がある40歳以上の方です。65歳以上は「第1号被保険者」として、介護が必要と認定されれば利用できます。40歳~64歳は「第2号被保険者」で、特定疾病が原因で介護が必要な場合に利用可能です。医療保険に加入していることが前提となり、加齢や疾病による要介護状態が利用できるようになっています。

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